こんにちは、ざわと申します。
本記事では、筆者がFP3級に「独学」「1週間」で合格するまでの勉強法について解説します。
FP3級は、実生活への役立ち方に対するコスパ(費用)・タイパ(勉強時間)が非常に良く、これから何か学びたい・資格を取得したいという方のはじめの一歩として最適な資格だと思います。
この記事がそのはじめの一歩を歩み出すきっかけになれば嬉しいです。
なぜ筆者はFP3級を受検しようと思ったのか?
「お金に関する知識が網羅的に身についているかを確認するため」です。
筆者は元々、将来お金に困らない人生を歩むために、家計管理やインデックス投資等を進めていました。その他にも、税金や社会保険といった、生きていく上で知識として必要だがなかなか身につける機会のない分野についても、ある程度は知識のある状態でした。
ただ、これらを網羅的に学んだことはなく、多くが生きていく中で少しずつ身につけていった知識でした。自分の中のお金の知識が網羅的に身についているかのチェックポイントとして、FP3級を受検しました。

FP3級に合格するまでの「独学」勉強方法
勉強期間は1週間、勉強時間としては合計約15時間ほどでした。この勉強期間と時間は比較的短い方かと思いますが、前述の通り筆者は元々ある程度お金の知識がある前提で勉強を始めたからだと思います。
ただ、出題範囲を考慮すると、「今までお金に関して無頓着だった」という方であっても、勉強期間1ヶ月・勉強時間50時間程度を見ておけば合格は近づくと思います。
FP3級を独学で勉強する上で使用した教材
以下の2つを使用しました。どちらも無料なのですが、いずれも無料で利用できるとはとても思えないくらい高いクオリティです。本当に良い時代になりました。
・ほんださんのYouTube講義
▶︎FP3級をたった9時間で最速合格できるFP爆速講義
▶︎FP3級・2級にオススメ直前対策講義
・FP3級過去問道場
ほんださんのYouTube講義は、
- 要点に絞った明快な解説と面白い例え
- なるべく暗記を少なくできるよう「理解重視」の解説
- どうしても暗記が必要な部分は覚えやすい語呂合わせを教えてくれる
と、一度見始めると気がついたら何本も連続で見ていた…となるような、まさにYouTuberの動画といった感じです。約9時間で1周できるため、やる気があれば1日で視聴し終えることもできる量です。以下の埋め込み動画で一度見てみてください。
FP3級過去問道場は、
と、問題演習はこれ一つで十分といっても過言ではないです。
まずFP3級がどんな内容なのかを見てみたい、問題を解いたみたいという方は、無料で使えるこれらの教材を使用してみるのをお勧めします。その上で、
という方は、
- 書籍(「ほんださん」とコラボしている下記書籍がおすすめです)
- 通信講座(スタディング等)
を利用することをおすすめします。
具体的なFP3級の独学勉強方法
このような手順で勉強を進めました。
・「FP3級をたった9時間で最速合格できるFP爆速講義」を1.5倍速で1回視聴。なるべく集中して視聴し、考え方を理解しようと心がける
↓
・「FP3級過去問道場」で過去問をひたすら解き続ける。間違えた問題は解説を読んで理解する。理解が不十分だと思った箇所のみ、「爆速講義」の該当箇所を再確認する
↓
・過去問をひたすら解き続けつつ、受検直前に「FP3級・2級にオススメ直前対策講義」で重要な数字とその意味を確認する
大体インプット:アウトプット=3:7くらいの比率でしょうか。
筆者は学科と実技で大体これくらい解きました。


ちなみに学科と実技に分かれていますが、問われる知識としては大差ありません。学科は選択式の知識を問われる問題、実技は計算問題が多い印象でした。
FP3級を勉強する上で心がけたこと
心がけたことは以下の通りです。
ここら辺の詳細については、こちらの記事で解説しました。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
FP3級受検本番
以前は紙ベース (PBT)の昔ながらの「試験」が行われていましたが、現在はPCで受ける「CBT」に完全移行しました。就職活動等でテストセンターを使用されたことのある方はイメージしやすいと思います。
PBTの頃は年3回等試験の時期や回数が決まっていましたが、CBTになってからは、一部期間を除き1年中好きなタイミングで予約し受検することができるようになりました。
以下は実際に予約した際のメールですが、9/13(金)に9/16(月・祝)の受検予約を入れていることがわかります。予約した日の時点で数日勉強を行なった段階で、この時点で過去問を解いた手応えから、あと3日あれば十分合格できると考えてこの日程で予約を行いました。こんな感じでCBTの場合はフレキシブルに受検日を決められます。

また、予め予約をし期間を決めてしまうことで、「受検までに勉強を完了させる」というモチベーションにも繋がります。CBTの場合、「いつでも受けられるから」と先延ばしにしてしまうこともできますからね。
もちろん、間に合わなそうな場合は、予約日の数日前(3日前のことが多いです)までに日程を変更することもできます。
受検本番は、今まで過去問道場で解いてきた問題とは問題文の雰囲気が異なり、特に学科は見たことない(気がする)問題ばかりで少し焦りましたが、結果としては、
と合格点をある程度余裕を持って超える「合格」でホッとしたのを覚えています。


ちなみにFP3級の試験時間は、学科90分、実技60分ですが、多くの方はかなり時間が余ると思います。筆者はいずれも半分程度時間が余りましたが、上述の通り少し不安があったので、見直しをしっかり行いました。
FP3級を受検する上でよくある質問
本項目では、筆者も受検する際に感じた疑問について解説します。
FP3級は独学で受かる?通信講座は必要?
筆者が実際に勉強・合格した経験上の感想ですが、FP3級は基本的には独学で良いと思います。
が主な理由です。一度「ほんださん」の動画を見た後「過去問道場」で問題演習をしてみて、難しそうであればスタディング等の通信講座を検討してみても良いかもしれません。ちなみにスタディングのFP3級講座は4950円とお手頃な価格なので、独学の手間を考えると最初からスタディングを活用しても良いかもしれません。
FP3級を勉強する上で紙の書籍は必要?
これも筆者の個人的な意見ですが、紙の書籍は基本的には不要だと思います。「紙に書き込みやマーカーをしながら勉強した方が知識が定着しやすい」という方は、上記で紹介した「合格のトリセツ」シリーズが「ほんださん」の動画とコラボしており使いやすいと思います。
FP3級を実際に受検する必要はある?勉強するだけでも良い?
冒頭で書いた、筆者がFP3級を勉強した目的である「お金に関する知識が網羅的に身についているかを確認するため」を達成するだけであれば、実際にFP3級を受検する必要があるのか疑問に思うかもしれません。
実際、FP3級の受検料は8000円+事務手数料と決して安くはないです。また、独占業務資格ではないことから、資格を保持していること自体が役立つこともあまりありません。であれば、わざわざお金をかけて受検しなくても、知識が定着さえすれば良いのではないかと思うかもしれません。
その上で、筆者は実際に受検することをおすすめします。理由ですが、
が挙げられます。
FP3級は人生で確実に役立つ知識が盛り沢山ですので、約8000円払っても十分受ける価値があると思います。
まとめ
FP3級は、実生活のあらゆるお金の知識をギュッと濃縮した役立つ内容でありながら、比較的短期間で取得できるコスパ・タイパの良い資格です。お金に困らない人生を歩むために、全ての人が学習すべきとも思っています。この記事を読んだ方にとって、学習を始めるきっかけとなれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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