こんにちは、ざわと申します。
今回は筆者が日商簿記2級合格を目指して勉強した際に使用した「合格するための本試験問題集 日商簿記 2級」についてレビューしたいと思います。
簿記2級合格までの体験談については、こちらで解説したので、よろしければぜひ一度ご覧いただけますと幸いです。
簿記の勉強をしていく中で、問題演習は必須です。特にCBT試験を受けられる方は、実際にPC上で問題を解く練習を行う必要も出てきます。
CBT試験を受ける方でも、その前段階で大問別の演習は必要ですが、そちらは紙ベースで演習を行う必要があります(本当は大問毎にCBT形式で問題が解けるサービスとかあれば便利なんですけどね…)。
また、ネット上で無料で公開されている試験問題もありますが、それらはそこまで多くの問題が収録されているわけではなく、(本番でどんな問題が来ても対応できるよう)網羅的に学習を行うためには、一つの教材を使って勉強するのが効率が良いです。
そんな方におすすめなのが、本記事で紹介する「合格するための本試験問題集 日商簿記 2級」です。
どんな教材?
資格学校で有名なTACの運営するTAC出版が発売しています。
半年毎に内容の見直しが行われており、最新版は2025年3月28日発売の「2025年SS対策」です。
筆者が使用したのは1つ前のバージョンの「2024年AW対策」でした。
問題集の特徴として、

- 紙ベースの本試験形式の問題が全12回分収録されている
- CBT形式の本試験予想問題が全10回分ついており、自分のPCで解くことができる(本誌上の12回分とは別の問題)
- 「TAC式出題別攻略テクニック」という大問毎の攻略のまとめがあり、本番前の知識の整理に最適
と、一通り学習した後〜試験本番までの問題演習(アウトプット)に最適です。
使ってみた感想
ここからは、一通りこの問題集を使ってみた筆者が感じたメリット・デメリットを説明していきます。
メリット
問題の量が豊富
紙ベースで本試験12回分、ネット試験で10回分と計22回分も収録されており問題の量が豊富です。筆者が解いたのはそのうちの18回分とかなりの量解いたのですが、それでも全てを解き切ることはできませんでした。この1冊があれば、「問題演習が足りない」という事態には陥らないと思います。
内容が網羅的
紙ベースの問題のうち、最初の8回分は順番に解いていくと簿記2級出題範囲の全体を網羅できるように出題されています。この8回分を解いておけば、少なくとも本番で全く見たことがない…という問題に出会う可能性はかなり低くなると思います(仮に出題されても捨てる or 部分点狙いで良いと思います)。
紙ベースの後半4回分や、ネット試験10回分の問題は総合問題となっており、網羅した内容をさらにランダムに挑戦することができるため、本番を想定した問題演習を行うことができます。
解答用紙をダウンロードして使用できる
問題集の後ろの方に解答用紙は付属しているのですが、これを切り取って使用すると1回しか問題が解けず、何より本を切ってしまうことに抵抗のある筆者のような方もいるのではないかと思います。コピーして使うにも、1ページずつスキャンするのは面倒ですよね。
本問題集は、TAC出版により解答用紙のダウンロードサービスが提供されています。そのため、データを使用してネットプリント等で解答用紙を印刷することができるだけでなく、タブレットを使用することでペーパーレスで問題を解くこともできます。
筆者はこのダウンロードサービスを利用して解答用紙をコンビニで印刷し、ホチキス留めして使用していました。

解答用紙は以下のページからダウンロードできます。こちらは本の購入前でも見ることができるので、どんな解答用紙なのかイメージを掴むことができます。
デメリット
問題が全体的に難しめ
こちらはメリットにもなり得るかもしれませんが、本試験の問題よりも難しめです。
本の12回分のうち、最初の8回分は徐々に難易度が上がっていく…と本には書いてありますが、第2回くらいの時点で難しめです。ネット試験模試については全体的にさらに難しめです。Amazon等の口コミでも、「難しすぎる」「50点ほどしか取れず自信を失った」という声が多く見られました。
筆者の体感としても同感で、付属のネット試験形式の模擬試験10回分の平均点は80点程でしたが本番は98点で合格しました。
逆に考えると、この問題集でみっちり鍛えることで、本番の問題が簡単に見えるレベルで仕上がるとも言えます。「メリットになり得る」と言ったのはこのことですね。
解説があまり丁寧ではない
書籍上の問題・ネット試験模試共に、解説はあまり丁寧には書かれていません。解説自体はちゃんと全ての問題に対してあるのですが、詳細な計算方法は省略されている部分もあります。筆者は解いていて、大問2の最後の繰越利益剰余金を求める問題の計算過程が書いておらず、自分で解決するのに時間がかかった経験がありました。
こちらも見方によっては、「簡素な解説を読み解くために自力で考える力をつけられる」という意味ではメリットになり得るかもしれません。
こんな方におすすめ
個人的には、簿記2級を受ける全ての方に一度手に取ってもらいたいと思いますが、特に以下のような方にはおすすめできます。
たくさん問題演習をしたい方
前述した通り、合計22回分の問題が収録されています。これで足りないという方はもう1周することをおすすめします。
徹底的に対策して、確実に合格したい方
本番より少し難しめの問題で演習できるので、この1冊をきちんと解けるようになれば本番で確実に受かるという自信を身につけることができます。
一通り学習して、理解に自信のある方
一通りインプットしてあとは問題演習するだけ、という段階の方は、多少解説が簡素でも理解していけると思います。また、インターネット等で分からないところを調べれば解決できる、くらいの簿記知識とネットリテラシーがあれば、全く問題ないレベルの解説だと思います。
まとめ
- 書籍上・ネット試験模試合わせて全22回分の問題が収録されており、十分な演習量を確保できる
- 本番よりも少し難しめの問題で、徹底的に対策ができる
- 解説が少し簡素だが、インターネットで調べたり人に聞いたりできる環境があれば全く問題なし
個人的には、「簿記2級のアウトプットはこれ一冊で十分」と言えるレベルの良本だと思います。迷ったら是非一度手に取ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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